GRAC SHOW Vol.02 -子宮への帰化- 2015.12.1@青山 月見ル君想フ

この世には楽しいことと同じくらい、辛く苦しい戦いがあります。そうした日常に身を投じている人々が、最も安らぐ場所はどんな空間なのか…vol.02の企画に際しては、そこから考えました。
人は子宮の中で生命を宿され、この世に産み落とされて今に至ります。絶対的に安心だと思っていた子宮からある日いきなりこの世に産み落とされ、人によっては望まぬ戦いの日々に溺れまいと、一生懸命生きているのではないかと思いました。
母の子宮にいたときに感じていたであろう、今はもう忘れてしまっている記憶。子宮にいた頃自分を守り育ててくれていた母の体温と鼓動。
子宮は「狂気的」なほどのリアルな安らぎを僕らに与えてくれる「ゆりかご」のような空間だったのではないでしょうか。

場所は青山 月見ル君想フにて「子宮への帰化」と題し、子宮を模した空間演出と装飾を行い、その空間の中でプレゼンや公演を行いました。

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